貧困と格差、超高齢社会に立ち向かう診療所

12月16日に第15回診療所活動交流集会が城北クリニック2Fで行われ40名が参加しました。第一部の公開学習会テーマは「格差と貧困、超高齢社会に立ち向かう診療所」 10月に行われた全日本民医連第5回診療所交流集会のエッセンスを斉藤和則医師(全日本民医連診療所委員長 大阪・同仁会理事長)より紹介いただきました。民医連の診療所数は減少傾向ですが民医連綱領を実践する職員育成に最もふさわしい魅力ある診療所づくりをめざしていくことが示されました。

論点は4点(①交流集会の基調報告、要点、各講演の説明 ②少子化と医師の働き方と仕事 ③全日本診療所委員会の役割 ④若者を取り巻く状況とアプローチ) 診療所交流集会の報告では民医連初の指定管理者として町立診療所の運営を受託した「くろまつないブナの森診療所」で行政と一体となったまちづくりを豊かにとりんでいることなどが紹介されました。また医師対象のアンケート(開業医・勤務医)に見える医師の意識動向や医師増なき政策のもとで看護師による医行為、IOTによる遠隔診療など医師労働の変容の可能性も触れられました。診療所所長の後継確保育成では若手に魅力ある診療所とするためにも複数医師体制は重要であること、HPHの推進はSDHの視点を踏まえること、県連単位で診療所活動の交流と発信が重要であることなどが示されました。

第二部では、初めての試みとして各診療所でテーマを選択し事例を交えて報告いただきました。市の委託事業での高齢者相談と訪問事例、在宅診療の実際(一人暮らしの看取り)や困難事例への対応、社会的孤立に対するアウトリーチのとりくみ、無料低額診療事業への挑戦など、特徴ある診療所活動のリアルな実情が共有できました。

 

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