莇昭三からきみへ 城北病院名誉院長・全日本民医連顧問    莇昭三氏の追悼行事を開催しました

莇昭三氏の功績を讃え、後世にその歴史を引き継ぐパネルディスカッション

3月21日(日)、昨年7月に亡くなられた城北病院名誉院長で全日本民医連顧問の莇昭三医師の追悼行事を、石川民医連、全日本民医連の共催で開催しました。当日は新型コロナウイルス感染症対策のため、金沢のメイン会場と全国をオンラインでつなぎ、推定延べ300人以上が参加しました。

故人を偲ぶ黙祷のあと、石川民医連会長の松浦健伸よりお別れの挨拶を行い、続いて15年戦争と日本の医学医療研究会の西山勝夫氏、医療・福祉問題研究会の井上英夫氏、核戦争を防止する石川医師の会の白崎良明氏、元全日本民医連事務局長の八田英之氏、浅野健康友の会・金沢市議の森尾嘉昭氏から挨拶をいただきました。後半のセッションでは、莇昭三氏の軌跡を巡り、「人間 ‐莇 昭三‐ その思いを紡ぐ」と題して、懐かしい写真や動画、スライドを交えながら、城北病院の原和人氏、菜の花薬局の安田幸子氏、やすらぎ福祉会の吉池外志子氏が語り手として、また城北病院の横山加奈子氏、藤牧和恵氏、城北クリニックの西村結氏が紡ぎ手として、次の世代にその歴史と意志を受け継ぐ語り合いがされ、参加者に大きな感動を与えました。その後、ご遺族からのご挨拶をいただき、最後に全日本民医連として増田会長が閉会の挨拶を行いました。

また当日金沢の会場では、莇昭三医師が描いた絵画や書物、ゆかりの品々と写真等が飾られ、参加者は興味深く眺めていかれました。金沢会場には、莇昭三氏が描いた絵画や書物、写真の展示コーナーが設けられ、参加者は興味深く閲覧されていました。故人を悼むとともに、歴史に学び、先人の意志を繋いでいく決意を高め合う貴重な時間となりました。